キッチンをIHにするメリットはある?
ガスコンロに慣れていてIHにするのが心配…
この記事では、これから家を建てる方でキッチンをIHにするかガスコンロにするか迷っている方へ、
・キッチンをIHにする3つのデメリット
についてお伝えします。
我が家は家を建てる時に、オール電化にしてキッチンはIHにすることを勧められ、IHにしました。
ちょうど家を建てる少し前に夫の実家がガスコンロからIHに変えており、とても快適になったと言っていたので迷うことなく決めました。
しかし、実際に家を建てて住み始めIHを使ってみると…
と最初はガスコンロとの違いに慣れずに戸惑いました。
一時はやっぱりガスコンロにすれば良かった…と思うこともありましたが、夫が言った一言でIHにすることがガス火との永遠の別れではないことに気付き、今はIHにして良かった!と思っています。
(「まとめ」に詳しく書いています)
それでは、キッチンをIHにするか迷っている方、IHにするのが不安な方、ぜひご覧ください。
もくじ
キッチンをIHにする9つのメリット
1.掃除しやすくお手入れ簡単
IHはとにかくお掃除がしやすいです。
ガスコンロも最近のものはかなりお手入れしやすくなっているようですが、それでもお掃除のしやすさはIHにかなわないと思います。
まず、毎日のお手入れは軽い汚れであればキッチンペーパーで拭くだけできれいになります。
キッチンペーパーだけだと油汚れが落ちないので、我が家ではアルカリ電解水クリーナーを使っています。
アルカリ電解水をスプレーして拭くだけで、揚げ物の後もすっきりきれいになります。
毎日アルカリ電解水で拭いているので、我が家のIHは焦げ付きや変色はほとんどありません。
たまに鍋に何か付いていた場合などにIHに焦げ汚れが付くことがありますが、そのような時はメラミンスポンジでこするときれいになります。
2.火力が強くお湯が沸くの早い
これは実際に使ってみて感じたことですが、IHはお湯が沸くのが早いです。
ガスコンロでお湯を沸かすのはけっこう時間がかかりますよね。
私は以前ガスコンロを使っていた時は、お湯が沸くのが遅いので電気ケトルで予め沸かしたお湯を鍋にいれていました。
ティファールの電気ケトルは現在も愛用していますが、お湯が沸くのが早くてあったかい飲み物が飲みたい時など本当に便利です。
3.火力が調整しやすい
IHは火力が数字で表されていてボタンで変えられるので、火力の調整がしやすいです。
例えば、
・卵焼きを焼く時は「3」でじっくり
・パスタを茹でる時は「6」で沸騰状態を保つ
など、IHを使っていると料理によって丁度良い火力が数字で覚えられるので、料理の失敗が少なくなりおいしく作れます。
「1」のとろ火や「2」の極弱火も簡単に設定できるので便利です。
ガスコンロの時は強火にはできますが、よわ~い火にするのが難しく感じていました。
4.火事の危険性が少ない
IHは火を使わないので火事の危険性が少ないです。
IHでも揚げ油を加熱しすぎたりと発火する可能性はゼロではないので過信は禁物ですが、基本的に火は出ないので安心です。
5.ガスよりお得
ガスの価格はガスの種類や地域によってかなり違うようですが、我が家の場合はオール電化にして光熱費が安くなったと感じました。
オール電化での電気代がどれくらいかと言うと、冬場はエアコンやお湯を使う機会が増えるので1万円台後半になりますが、夏場は5000円台です。
(家族4人、子どもは幼児)
我が家は子供がいることもあり夏場は熱中症予防のため24時間クーラーをつけていますが、それで5000円台なので、電気+ガスの場合より安いと思います。
夫婦2人で電気+ガスの生活の時はガス代だけで毎月5000円近くかかっていました。
6.部屋が暑くなりにくい
IHは火を使わないので、お部屋が暑くなりにくいです。
ガスコンロは火を使って調理をするので、一気にお部屋が暑くなりますよね。
冬場だとお部屋が暖かくなるのは嬉しいですが、夏場だと暑くなるのは辛いですし、お部屋の気温はできるだけ一定に近い方が快適に過ごせると思います。
7.ホットケーキがきれいに焼ける
とてもピンポイントなメリットですが、IHを使うようになってホットケーキがきれいに焼けることに感動しました。
ムラなくきれいな焼き色が付き、とてもおいしそうに焼けます♪
8.弱火で長時間調理ができる
火力の調整の項目でも触れましたが、IHは極弱火に設定できるのでこれが非常に便利です。
長時間じっくり煮込むことでおいしくなる料理を作ることができます。
我が家では、豚の角煮の下茹での時に弱火で長時間調理ができてとても助かっています。
極弱火で90分程度豚バラブロックを下茹ですると、とろっとろのおいしい豚の角煮ができあがります。
9.タイマー機能でその場を離れてもOK
IHに付いているタイマー機能を使えば、その場を離れても調理を続けることができます。
ガスコンロにもタイマー機能が付いている機種はありますが、火が付いているとその場を離れるのは危険だと思います。
IHも過熱している間はできるだけその場を離れない方が良いとは思いますが、火に比べると危険性はかなり少ないと思います。
例えば、煮込みハンバーグを作る時は、煮込む段階になったら弱火で7分設定にして後は別の作業をしたりしています。
キッチンをIHにする3つのデメリット
1.焦げやすい
IHに変えて私が1番戸惑ったのは、焦げやすいことです。
正しく言うと、ガスコンロと同じ火力で同じように調理すると焦げやすいです。
ガスコンロは火が全体を包むように熱が発生するのに対し、IHは鍋の底面のみが熱くなるイメージです。
「茹でる」「煮る」という調理では問題ありませんが、「焼く」「炒める」時に注意が必要です。
・火力はガスコンロの時よりも弱めに設定
・鍋底に焦げ付かないように箸で食材を動かしながら調理
という2点に気を付けることで、焦げることなくおいしくできます。
さらに鍋を選ぶ時に鍋底が厚いものを選ぶと、焦げにくくなるようです。
2.温めなおしにはあまり向かない
例えばチンジャオロースや豚キムチなどの炒め物を作っていて後からIHで温めなおしたい場合、汁気が少なすぎると温めにくいです。
よって、私は炒め物を作る時は
・可能な限り食べる直前に調理する
・温めなおしが必要な場合は汁気を少し多めにする
・汁気が少ないものはIHで温めなおさず電子レンジで温める
というようにしています。
ガスコンロの調理の場合でも、炒め物は食べる直前に作った方がおいしいですよね!
3.鍋選びが難しい
最近はIHに対応している鍋は多く売られていますが、IHの鍋選びは難しいと思いました。
その理由は以下の通りです。
・良い鍋は高すぎる
・安い鍋は火力を強くすると鍋底が変形する
・安い鍋は焦げ付きやすい
・鍋の構造によっては調理中にブーンと音がする
(多層構造の鍋はIHが熱を伝える振動で音がするようです)
我が家のIHはHITACHIですが、鍋選びで困ったときにHITACHIの公式サイトを見てみると「推奨鍋」というものが載っていました。
と思ったのですが、よく見てみると…
・片手鍋 21,000円
・フライパン 27,000円
・卵焼き 5,800円
正直なところ、高すぎー!とびっくりしました。
そして、IH歴5年を迎える頃、コスパ最強のIH鍋に巡り合うことができました。
私が1番おすすめのIHで使える普段使い鍋は、こちらです↓
取っ手が取れるタイプの鍋が4つで6,980円です!
フッ素樹脂加工で焦げ付きにくく、洗いやすいです。
フッ素樹脂加工の鍋は丁寧に使ってもいずれ剥がれる消耗品だと思いますが、このお値段ならまた買い替えてもいいかなという気持ちになります。
ちなみに、もう半年以上このアイリスオーヤマの鍋を使っていますが、今のところフッ素樹脂加工は全く剥がれていません。
他には、ルクルーゼのお鍋もおすすめです。
鍋底が厚いので焦げ付かずにおいしくできます。
まとめ
ここまでIHのメリット・デメリットを挙げましたが、私はIHにして良かったと思っています。
その主な理由は掃除がしやすい点と、火を使わないので安心な点です。
そして、IHにまだ慣れない時にやっぱりガスコンロにすれば良かったかも…と嘆いていた時に夫に言われた一言で救われました。
夫「ガスでしたい料理だけ卓上のガスコンロ出せばいいじゃん」
キッチンをIHにしたら一切ガスコンロが使えないわけではなく、どうしてもガス火で調理したい場合には、家族でお鍋をする時などに使う卓上のガスコンロを使えば良いのです!
ガス火で調理したい時には卓上ガスコンロを使えば良いと思うようになってから、気持ちの面で楽になり、そしてIHでの調理にも段々慣れて今では普段の調理で卓上コンロを取り出すことはありません。
キッチンをIHにしてもガス火との永遠の別れというわけではないので、ご安心下さい!
また、キッチンをガスコンロにするという選択をした場合にも、卓上IHを別に購入して使い分けても良いと思います♪
最後に
IHとガスコンロはどちらもメリット・デメリットがあり迷いますよね。
私はIHにして満足していますが、どうしても迷う場合は…
・お料理大好きでガス火で調理したい→ガスコンロ
・お掃除が簡単な方が良い、光熱費を抑えたい→IH
が良いかなと思います。
料理はおおよそ毎日するものなので、よく考えて納得できるものを選んでくださいね♪
コメントを残す