和室は障子にした方が良い?
障子のデメリットはある?
この記事では、これから家を建てる方で和室に障子をつけるかお悩みの方へ、実際に障子ありの和室にして5年住んだ経験から、
この記事の内容
- 和室を障子にする3つのメリット
- 和室を障子にする9つのデメリット
- 迷ったら障子にするのがおすすめな理由
についてお伝えします。
私が家を建てる時、和室と言えば障子だと思い迷うことなく障子にしました。
結果的に和室を障子にして満足していますが、障子には実際使うまでわからなかったデメリットも多くあることがわかりました。
デメリットが多いと言うと不安になるかもしれませんが…大丈夫です!!
和室を障子にした場合のデメリットについて解決策を考えてみたところ、全て解決策が見つかりました。
また、障子にするかどうかどうしても決められないという方は・・・
障子をつけることをおすすめします!
なぜ迷うなら障子をつけた方が良いと思うかについてもお伝えするので、和室に障子をつけるかどうかお悩みの方、ぜひご覧ください。
もくじ
和室を障子にする3つのメリット
1.和室が明るくなる
障子は光をよく通すので、とても明るい和室になります。
障子紙から透ける優しい光はとても美しいですね。
外での日光浴は肌へのダメージが気になりますが、障子でワンクッション置いた光は優しく、おうちの中でひなたぼっこしたくなります。
2.和室らしい雰囲気になる
床材を畳にすると和室になりますが、加えて窓に障子をつけるとぐっと和室らしい雰囲気が増します。
障子は古風な和室でもモダンな和室でもどちらにも合い、素敵な和の空間を演出してくれます。
3.昼間はしっかり目隠しできる
障子は昼間であればしっかり目隠しとしても機能するので、外から家の中が見えません。
外からの視線をカットしながら家の中を明るくする優れものです。
和室を障子にする9つのデメリット
1.まぶしい
障子は優しい光が入るとメリットでお伝えしましたが、和室の向きや和室の使い方によってはまぶしいと感じることがあります。
例えば我が家の和室は現在寝室として使っているので、夏至の頃は朝の5時頃から明るくなるので明け方に眠りが浅くなるとまぶしく感じます。
娘がまだ1歳くらいの頃は、まだ生活リズムが定まっていないので明るくなると目を覚ましてしまい困っていましたが、シャッターを閉めることで解決しました。
和室を寝室に使う予定がある場合は、シャッターをつけることをおすすめします。
解決法・シャッター付きの窓にする
2.暑い
障子は日光をよく通すので、和室が南側や西側にあるとお部屋が暑くなる場合があります。
我が家の和室は西側に面していますが、西側には隣の家があるので西日が差し込むことはありません。
間取りを決める時には考えることが多すぎて、西側には窓を控える(大きさ・位置をよく考える)ことを考えてなかったなと思い、西側に家があって良かったなと思いました。
しかし、西側のおうちもいつまで今の形であるかはわかりませんね。
障子だと部屋が暑くなるというデメリットについては、外にすだれを設置したり和室の前に木を植えたりするなど日よけになるものを設置すると良いと思います。
シャッターを閉めても暑さは避けられますが、お昼間だと暗くなってしまうので対策としてはいまいちですね。
また間取りを考える時に南面や西面の窓を避けることも有効だと思います。
・木を植える
・間取りを考える時に工夫する(南・西の窓を避けたり窓の面積を考える)
3.破れる
障子は通常「障子紙」が貼られており、強い力が加わると破れます。
特にペットや子どもがいると障子が破れる危険性は高いです。
ちなみに我が家には小さい子供がいますが、障子が破れたことはありません。
なぜ我が家の障子が破れたことがないかというと、和室の腰高窓(床から1mくらいの高さの窓)に障子があるからだと思います。
掃き出し窓(床と同じ高さからある外に出られる窓)だと遊んでてぶつかったりする可能性が高くなりますが、腰高窓だとペットに関しても安心だと思います。
しかし、腰高窓にしなくても「障子紙が破れる」というデメリットは解消できます!
その解消法は「プラスチックの障子紙」を使うことです。
プラスチックの障子紙は破れることがないので、安心して使えます。
解決法・プラスチックの障子紙にする
・紙が良い場合は腰高窓にする
4.掃除しにくい
障子は「組子」と呼ばれる細い木の枠がありますが、ここにホコリがつもり掃除しにくいです。
最初はこちらの↓使い捨てのハタキで掃除していましたが、
角の部分がいまいちきれいになりませんでした。
掃除機をブラシノズルにして掃除しようと試みたこともありますが、うまくいかず…。
最終的にたどり着いた方法は、床拭き用のクイックルワイパーのシート(乾いたもの)を手に持って拭くという方法です。
これが一番きれいになると思います。
濡れたもので拭くとホコリがぎゅっと固まって汚くなるので、おすすめしません。
5.洗えない
カーテンは洗うことができますが、障子は洗う事ができません。
もしも、液体の汚れがついてしまった場合は、汚れを落とすことができないので障子紙を張替えなければいけません。
これはなかなか大きなデメリットだと思います。
ただし!上にも書きましたが、我が家の腰高窓に設置した障子は家を建てて5年たちましたが、目に見える汚れはついていません。
家の中で汚れやすいのは床に近い部分なので、和室の窓を腰高窓にするだけでも障子の汚れは防ぐことができます。
さらに、もっと清潔にしたいという方は上でもご紹介した「プラスチックの障子紙」にすると液体汚れにも強くなるので良いと思います。
解決法・プラスチックの障子紙にする
・紙が良い場合は腰高窓にする
6.窓が結露しやすくなる
我が家は高気密高断熱で、窓はアルゴンガラスが充填されたLow-Eガラスという複層ガラスが使われているので、ほぼ結露は発生しません。
しかしハウスメーカーの方から、障子をぴったり閉めてしまうと空気の流れがなくなって結露してしまう恐れがあるので、結露しやすい冬は障子の両側を1cmくらい少し開けて下さいと言われました。
障子の両側を少し開けることにより、空気の流れができるので結露することを防げるということでした。
7.網戸にすると外から家の中が見える
春や秋の気持ちの良い季節は窓を開けて網戸にすることがあると思いますが、そのような時に障子だとレースのカーテンがないので外から家の中が見える状態になります。
昼間で外が明るいと、外に比べて暗い室内はあまりはっきりと見えませんが、それでも和室が道路に面していると視線が気になると思います。
このデメリットを解決するには目隠しが必要になるので、屋外にすだれを設置したり木を植えたりするか、家の中に目隠しできるついたてを置くと良いと思います。
また、間取りを考える際に外から見えにくいような位置に和室を配置したり、窓の位置や大きさを工夫するのも良いと思います。
・木を植える
・目隠しとなるついたてやパーテーションを置く
・間取りを考える時に外から見えにくいようにする
8.夜は透ける
夜になり外が暗くなってから和室で照明をつけると、人影などが透けて外から見えます。
とは言っても影が見えるだけであり、障子のすぐ近くにいない限りははっきりと見えるわけではないので、あまり気にしなくても良いと思います。
夜になると影が透けるというデメリットを解決するには、目隠しとなるように木を植えるか、間取りを考える際に外から見えない位置に和室の窓を付けましょう!
・間取りを考える時に外から見えにくいようにする
9.左右同時に開けられない
障子は通常左右どちらか片方しか開けられません。
カーテンやロールスクリーンなどは全て開けた状態にすることができます。
昼間は庭の景色を楽しみたいという方や、カーテンを全部開けるのが好きな方は注意が必要です。
障子が左右片方しか開けられないというデメリットを解決するためには、引き込み障子にしましょう。
引き込み障子とは、開けた時に壁の部分に収納されるタイプの障子です。
引き込み障子にすることで左右同時に開けることができます。
迷ったら障子にするのがおすすめな理由
和室を障子にするデメリットをたくさんあげましたが、和室に障子を付けるか迷っている方は…障子にしましょう!
その理由は、障子にしていた窓をカーテンやロールスクリーンに変えるのは簡単ですが、その反対は難しいからです。
家を建てた後で「やっぱり障子が良いから障子に変えたい」と思っても簡単には変えられません。
以上の理由から、迷っている方は障子にすることをおすすめします!
最後に
我が家の和室は画像でも紹介している通り障子なのですが、和室の窓については家を建てる際にびっくりした思い出があります。
私と夫は、腰高の障子を今まで見たことがなかったのもあり、障子と言えば床から背の高さを超える掃き出し窓だと思い込んでいて、家を建築中に和室の窓が腰高だと初めて知り驚きました!笑
もちろんハウスメーカーの方の問題ではなく、私と夫の確認不足でした。
考えてみると、我が家の和室は家の裏側の人目につかない場所にあります。
さらに、和室の窓の隣にはすぐ隣の家があります。
そのような場所に掃き出し窓がついていたらと思うと、お隣から丸見え(お隣も窓を開けにくくなる)ですし、防犯面を考えても人目に付かない場所に掃き出し窓があったらとても心配です。
和室の窓が腰高窓で本当に良かったなと思い、そして最初は少しだけ違和感を感じた見た目も今はとても気に入っています。
これから家を建てる方は、考えることがたくさんあり大変だと思いますが、1つ1つ丁寧に確認して建築中にびっくりするようなことがないようにして下さいね♪
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