勝手口がない家は不便?
勝手口をつけるかどうか迷う!
この記事では、これから家を建てる方で勝手口をつけるかどうか迷っている方へ、実際に勝手口なしの家を建てて5年住んだ経験から、
この記事の内容
- 勝手口はいらないと思う6つの理由
- 勝手口を付けた方が良い2つのパターン
についてお伝えします。
我が家は全体的な間取りを決めた後に、勝手口をつけるか考えました。
ハウスメーカーの方と話し合って、
・玄関と勝手口のドアが表に並ぶのは外観上あまり良くない
(我が家のキッチンは玄関と同じ南に面している)
・防犯上家に出入りできるドアは少ない方が良い
・そもそもキッチンが玄関から近いので勝手口をつける必要がない
ということで話はまとまり、勝手口は付けませんでした。
実際に家を建てて5年たちましたが、勝手口をつけなかったことによる不便は一切ありません。
むしろ勝手口をつけなくて良かったと思っているので、その理由を詳しくお伝えします。
また、この記事を書くにあたり、勝手口は全ての家にとって不要なものかを考えてみたところ、勝手口があった方が便利な生活パターンを2つ思いついたので、それについてもお伝えします。
それでは勝手口をつけるか迷っている方、ぜひご覧下さい。
もくじ
勝手口はいらないと思う6つの理由
1.出入りするドアは玄関だけで十分
まず、家に出入りするドアは玄関だけで十分だと思います。
勝手口を何に使うかを考えてみましょう。
・ゴミ出し(主にキッチンの生ごみ)
・買い物等の出入り
などが考えられますが、これは玄関があるだけでも十分だと私は思います。
勝手口を付けるか迷っている方は、
・勝手口を何に使いたいのか?
・それは玄関ドアでは難しいか?
という2点について考えてみると良いと思います!
2.防犯上ドアは少ない方が良い
防犯のために家へ侵入しやすいドアは少ない方が良いと思います。
警察庁住まいる防犯110番によると、
平成29年の調査で侵入窃盗の侵入口は、
1位 窓 (57.6%)
2位 玄関(17.5%)
3位 その他の出入り口(17.1%)
となっています。
この、「その他の出入り口」は、勝手口のことだと考えられます。
窓が圧倒的に多くて勝手口の割合は低いから大丈夫!
ということではないですよね。
このデータからわかる大事なことは、勝手口は実際に侵入窃盗の出入り口に使われているということだと思います。
窓や玄関は家に必要ですが、勝手口は絶対に必要なものではないと思うので、必要がなければ勝手口なしの家にした方が防犯面で安心です。
また、勝手口は家の裏手につける場合が多いので人目に付きにくく、換気のためと勝手口を開けたまま2階にいる間に1階に窃盗犯が…!ということも考えられるので、勝手口を付ける場合には、防犯面をしっかり考えて付けるようにしましょう。
3.虫の侵入経路が増える
勝手口をつけることで、虫の侵入経路が増えます。
虫は窓からも入ってきますが、窓には網戸がついているので網戸を開けなければ虫が侵入する可能性は低いです。
しかし、勝手口や玄関などの人が出入りする目的のドアは、出入りする時には短い時間でも網戸なしの開放された状態になるので、虫が侵入する可能性が窓よりも高いと思います。
特に勝手口をつけるのはキッチンが多いので、キッチンの食べ物や生ごみのにおいで虫が寄ってくる可能性を考えると、玄関よりもさらに虫が侵入する可能性は高いと考えられます。
4.気密性・断熱性が低くなる
最近の住宅は性能が良くなっており気密性・断熱性にも優れていますが、ドアや窓などの開口部が増えるとその分気密性・断熱性は下がっていきます。
もちろん勝手口を1つつけたところで極端に住宅の気密性・断熱性が低下するとは考えられませんが、少なからず影響があることは確かです。
勝手口は窓に比べて面積が大きいですし、必要なければつけない方が良いと思います。
5.外観デザインを損ねる
我が家が勝手口をつけなかった理由の1つも外観を考えてなのですが、勝手口を付けることにより家の外観デザインを損ねる場合があります。
外観デザインを損ねる可能性は以下の2パターンがあると思います。
・勝手口が玄関と同じ家の表側に来る間取り
(勝手口の位置の問題)
・ナチュラルな雰囲気(ウッド調)やスタイリッシュな雰囲気にしたい場合
(勝手口のデザインの問題)
勝手口が家の表側に玄関と並んでいると、見た目があまり良くないと思います。
(もちろん家の形などデザイン次第で工夫はできますが!)
そして、玄関ドアに関してはモダンなものからシンプルモダン・ナチュラルモダン・ナチュラル・北欧・和風とけっこうデザインは豊富ですが、勝手口の種類はあまり多くないので、家のデザインによっては勝手口がない方がおしゃれになるかもしれません。
6.換気は窓や換気扇で十分
勝手口をキッチンの換気目的で付ける方もいると思いますが、換気をするのであれば窓や換気扇で十分だと思います。
家の中の空気を外に出すという目的であれば、窓を開けるよりも換気扇の方が家の中→換気扇→外という空気の流れができて、効率よく換気をすることができます。
我が家ではキッチンに採光と換気目的で窓を付けていますが、キッチンの換気のために開口部を作りたいのであれば、勝手口ではなく窓にすることをおすすめします!
勝手口をつけた方が便利だと思う2つのパターン
1.玄関以外からゴミを出して保管したい
まずは、玄関以外からゴミを出して屋外に保管したいという場合です。
私は家を建てて住み始めた後に、ゴミの保管場所について悩みました。
一人暮らしの時はゴミの量が多くないのと、仕事が忙しくて自炊をする頻度が少なかったため生ごみが出ることもあまりなく、室内のゴミ箱で保管していました。
しかし、家を建てて住み始めると毎日生ごみが出ますし、燃えるごみの量はかなり増え、ビン・缶などの資源ごみの保管場所にも悩みました。
結局、一時期は屋外に保管していましたが、夏場は屋外に置くことでにおいが気になり、屋外のごみに虫が来ることがあったので、今はごみは洗えるものは洗って、生ごみは防臭袋に入れて家の中に保管しています。
しかし!!どうしても屋外にごみを保管したい方や、マンションでベランダに保管するなどこれまでの生活スタイルで屋外にごみを保管することに慣れている方は、勝手口をつけてさらに屋外に屋外用のごみ箱を置くスペースを確保すると良いと思います!
2.自宅で仕事をしていて来客が多い
我が家は、家族(別居の親・義親)以外にはほとんどお客さんは来ません。
しかし、例えば自宅で教室を開いていたり、自宅に仕事上の来客があるという場合には、勝手口など玄関以外の出入り口もあった方が便利かもしれません。
来客と家族と鉢合わせるのを避けるために、家族が不自由な思いをすると良くないですよね。
今は予定がなくても、将来的に自宅を仕事場にしたいと考えていたり、仕事でなくても普段からお付き合いが多い場合は、玄関以外の出入り口があるのも良いのではないかと思います。
最後に
勝手口を付けるかどうかの悩みは解消したでしょうか!
私は父が転勤のある会社に勤めていたので、家を建てるまで戸建てに住んだことはありませんでした。
戸建てに住んだことがないと、勝手口がある生活・勝手口がない生活の想像がつかないんですよね。
それぞれ生活スタイルは様々なので、勝手口がある方が良いかない方が良いか正解はありませんが、これから家を建てる方のお役に立てれば幸いです!
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