シマトネリコの冬の管理について知りたい
シマトネリコの葉が茶色になってしまった!
この記事では、5年間実際にシマトネリコを育てた経験から、冬のシマトネリコの状態と育て方について、実際の写真を交えながらお伝えします。
我が家の庭にシマトネリコが植えられてから早5年たちました。
最初の冬は葉が茶色になったり葉が落ちたりするシマトネリコを見て、
枯れてしまった??
常緑樹なのにどんどん葉が落ちてる!!
と心配しましたが、今も我が家のシマトネリコは元気です。
シマトネリコは常緑樹なので最初は葉を落とさないと思っていましたが、常緑樹も葉は落とします。
それでは冬のシマトネリコについて知りたい方、ぜひご覧ください。
もくじ
シマトネリコは寒さには弱い
シマトネリコ (Fraxinus griffithii) はモクセイ科の植物の一種。別名タイワンシオジ。
日本では沖縄県に、また中国、台湾、フィリピンからインドに分布する常緑高木または半常緑高木。雌雄別株、花期は5~6月頃で大きな花序に小さい花を多数つける。
庭木、公園木、鉢植にされるが、亜熱帯の植物であるため関東以南でないと露地での越冬は困難である。
wikipediaより引用
シマトネリコについて調べると、まずとても強くて育てやすいという情報がたくさん出てくると思います。
しかし、上に書いてあるように、シマトネリコは寒さに弱いんです。
なぜシマトネリコは強いと言われているかというと、病害虫に強いということや、肥料をあげたり水やりを気にしなくてもよく成長するということから強いと言われているだけであり、寒さは苦手なのです。
どれくらいシマトネリコは寒さに弱いかというと…我が家のシマトネリコは5年間問題なく育っているので、九州の気候はOKです。
関東よりも北では地植えのシマトネリコは冬を越せないようです。
冬にシマトネリコの葉が黄色・茶色になっても大丈夫
11月頃からシマトネリコの葉が黄色になる
私は九州に住んでいますが、11月頃から上の写真のように少しずつ黄色くなる葉がみられます。(一部はすでに茶色くなっていますね)
シマトネリコを植えて最初の冬は、葉が黄色になるシマトネリコを見て「常緑なのに!?」と思いましたが、常緑でも葉は落ちます。
1年を通して古くなった葉を落としますが、やはり秋~冬にかけてが落葉が多くなります。
12月頃からシマトネリコの葉に茶色い斑点が出ることがある
12月頃になり最低気温が1桁になってくると、上の写真のようにシマトネリコの葉に茶色い斑点が出ることがあります。
初めてシマトネリコの葉に茶色い斑点が出た時は「病気になったの!?」と思いましたが、春が来ると新芽が出てその後もシマトネリコは元気でした。
シマトネリコの葉は寒さにより茶色くなることは自然なことのようです。
特に木が小さくて若かった1年目の冬が一番葉に茶色い斑点が出たので、心配になると思いますが、寒さでシマトネリコの葉に茶色い斑点が出ることがあると知っておくと安心できます。
ただし!葉に茶色い斑点が出る病気もあるので、気温の低下と茶色い斑点が出た時期が違う場合などは注意した方が良いと思います。
全ての葉の色が変わるわけではない
シマトネリコは気温が低くなると葉が黄色くなったり茶色い斑点が出ますが、全ての葉が変色するわけではありません。
上に2枚シマトネリコの葉が変色している写真を載せましたが、部分的に見ると目立っていても全体で見るとこのような感じです↓
まだ最も寒い1~2月よりも前なのもあり、全体を見るとまだ緑の葉が多くて元気な感じです。
2月の一番寒い時期には、特に葉に雪が積もると葉の変色が多くみられることもありますが、常緑樹なので緑の葉も残ったまま冬を越します。
冬のシマトネリコのお手入れ方法
冬のシマトネリコの水やりは地植えは必要なし
地植えのシマトネリコは一度根付いてしまえば、冬に限らず水やりはほぼ必要ありません。
我が家のシマトネリコは、夏に晴れの日が長く続いた場合はたまに水やりをすることがありますが、基本的には一切水やりはしません。
それでもシマトネリコは元気に育っているので、さすが育てやすい植物という感じですね。
冬のシマトネリコの剪定は控えた方が良い
寒さに弱いシマトネリコは冬は弱っている状態なので、剪定は控えた方が良いと思います。
春~夏にかけては剪定してもすぐに元通りというくらいよく成長するシマトネリコですが、寒い時期にはほとんど大きくなりません。
よって、特に剪定の必要を感じないと思いますが、枯れた葉や枝が気になる場合は暖かくなり始めてからきれいに落とす剪定を行うのが良いと思います。
特に寒さに弱い木は真冬に剪定をすると木にダメージを与えてしまう恐れがあるので、真冬の剪定は避けましょう。
最後に
シマトネリコは家やお店や本当に多くの場所に植えられていますね。
同じシマトネリコでも、大きさや樹齢によって、また植えられている環境によって、葉をたくさん落としたりあまり落とさなかったり、様々なようです。
我が家の周りには、我が家以外に2軒シマトネリコを植えているおうちがありますが、葉の付き方や成長具合が同じ時期でも少しずつ違うので、おもしろいなと思って見ています。
シマトネリコの葉が茶色くなると心配になると思いますが、寒さによる変色であれば大丈夫です!
春になるとまた新芽がたくさん出てきて色々なシマトネリコを見ることができるので、シマトネリコの四季を楽しむのも良いですね♪
我が家は庭がない集合住宅なので鉢植えのトネリコを北東端のベランダに置いてきましたが、2~3年は冬を無事に越しましたが、昨年暮れから今年の年初の寒さか、水のやり過ぎのためか、よくわかりませんが、全体の葉が茶色になってしまいました。もう2~3ケ月水やりを控えていますが、一向に緑の葉が生えてくるくる気配がありません。もう寿命がきたということのでしょうか?
>岩井様
コメントありがとうございます。
私がわかる範囲でお答えしたいと思います。
葉が全体に茶色で2~3ヶ月経っているということなので、残念ながら枯れてしまったかもしれません。
シマトネリコが枯れる原因はいくつもありますが、寒さか、あるいは鉢植えなので水不足でしょうか。
2~3年冬を越したのであれば寒さに関しては問題ないような気もしますが…。
シマトネリコが植えた当初よりも大きくなっていれば、鉢が狭く木に対して土が少なくなったことも考えられると思います。
シマトネリコが枯れてしまったのかということについて、わかりやすいページを見つけたので、貼ります。↓
https://shop.plaza.rakuten.co.jp/shop8463/diary/detail/201203260000
参考になれば幸いです。
マンションのベランダにあるシマトネリコにハダニがついにてしまいました。トネリコは3本あり一本は10年以上経つ大きなとので、昨年の引越しにも耐え元気です。新しく1メートルほどのトネリコを2鉢購入しましたが、その一つにハダニが発生してもう1鉢にもうつってしまいました。噴霧器で薬剤をかけても効果がなく、どうしたらいいのかわかりません。ハダニ被害はひどくはなく、葉の裏をよくみると白い点があり少しベタつく程度です。新しい芽はどんどん出て生育には問題ないようにも思います。
ベランダは東向きで5階多少風あたりが強いです。隣の敷地は神社で5階まで届く古い欅の木が張り出しています。なにか関係あるでしょうか、、
>金子様
コメントありがとうございます。
10年以上シマトネリコを育ててらっしゃるんですね!
申し訳ありませんが、ハダニ対策に関しては、我が家のシマトネリコはハダニの被害にはあったことがないのでわかりません。
ネットでハダニについて得た知識からの私の考えですが、金子様のシマトネリコは新しい芽がどんどん出てくるということで、木自体が弱ってしまうほどのダメージは受けてないと考えられるので、引き続き薬剤を散布したり、葉の乾燥を防いだりという対策を続けていき根絶を目指すのが良いかと思われます。
ハダニが隣の敷地からくる可能性は十分にありそうですが、樫の木にハダニがついているのか?そして風で飛んでくるのかについてはわかりません。
金子様のシマトネリコのハダニがいなくなることを祈っています!!
misako