キッチンに床下収納があるけどうまく活用できていない…
キッチンの床下収納に食べ物を保管して良いの?
この記事では、キッチンに床下収納がある戸建てに5年間住んだ経験から、
この記事の内容
- キッチンの床下収納が食品の保管に適さない理由4つ
- キッチンの床下収納が資源ごみの保管におすすめな理由4つ
- 資源ごみをキッチンの床下収納に保管する時のポイント
についてお伝えします。
我が家のキッチンには床下の点検口を兼ねた床下収納がついています。
家を建てる前にキッチンの床下収納は一升瓶の保管などに便利という話を聞きましたが、実際に使ってみたところ一升瓶(中身が入っているもの)の保管には向かないと私は感じました。
その理由は、床下は外気と気温が変わらないようで、温度変化が激しく、また湿気がありカビが生える恐れもあるので、口にするものは衛生的に心配だからです。
せっかくの床下収納なのに使い道がないな…と一時は思っていましたが、床下収納に保管するのがぴったりなものを見つけました!
それは、捨てる前の缶・ビンなどの資源ごみの保管です。
それでは、床下収納の使い方で迷っている方、ぜひご覧ください。
・ベタ基礎
・木造
・戸建て
という条件における床下収納の環境です。
マンションなどの床下収納とは環境が異なると考えられるため、ご注意下さい。
もくじ
キッチンの床下収納が食品の保管に適さない理由4つ
1.温度変化が激しく結露が起こりやすい
キッチンの床下収納は、家の中の気温ではなく外気に近い環境なので、1日の温度変化が激しいです。
食品を保管するうえで温度変化は大敵ですよね。
温度変化があると、特に飲み物や水分が多いもの(梅酒、ワイン、梅干し、野菜、漬物)などは、冷えた後に気温が上がることで結露する場合があります。
結露すると食品が傷んだりカビが生えやすくなるので、やはりキッチンの床下収納は食品の保管に適さないと思います。
実際に、私は一升瓶(中身は焼酎)や未開封のビール・ミネラルウォーターを保管していましたが、梅雨~夏場に一升瓶の紙のラベルにカビが生えてしまいました。
私は九州在住ですが、地域によっては冬は寒い日が続き1日の気温差が少なく食品の保管に適する場合もあると思います。
2.夏は温度が高くなり食品が傷みやすい
床下収納は、夏場は気温の上昇に伴い温度が高くなります。
直射日光が当たることはないので、庭など外の環境よりいくらかは涼しいと思いますが、床下収納庫内の温度は高くなります。
家の中をエアコンで涼しくしていても、床下収納の蓋部分に断熱材がついているので、床下収納の中は涼しくなりません。
そして、床下収納の中の空気の流れを良くするために換気の穴があり、床下収納⇔床下は空気が入れ替わっているので、床下収納の中は外気に近い温度になります。
夏は床下収納を開けるともわ~っと暑い空気を感じますし、換気の穴に手をかざすと暑い空気が入ってくるのがわかるほどです。
3.湿度が高い
床下収納の中は湿度が高いです。
もちろん季節によりますが、特に梅雨の時期など外の湿度が高い時は、床下収納の中の湿度も高くなります。
そして、上に書いたように1日の中で気温変化があり中に入れる物によっては結露する場合があるので、水気が多く湿度が高い環境になりやすいです。
湿度が高い環境は、多くの食品にとって保存に適さない環境ですね。
除湿剤を置くことで、少しは湿度を下げることができるかもしれませんが、外気⇔床下は通気口でつながっており、床下⇔床下収納もつながっているので、実際は難しいと思います。
4.カビがはえる可能性が高い環境である
カビが生えるには温度・湿度・栄養分が必要ですが、床下収納は夏場を中心に気温が高くなりやすく、雨の日は湿度が高くなります。
さらに、ホコリや汚れ・垢などを栄養分としてカビは繁殖するので、野菜などの食品には食品自体にカビの栄養となる成分が付いていたり、その他のお酒などもホコリや汚れが付着する可能性は高いので、カビがはえる可能性が高くなります。
もしも、どうしても食品を保存したい時は、床下収納の中と収納したい食品をアルコールで除菌すれば、しないよりはカビが生えにくくなると思います。
キッチンの床下収納が資源ごみの保管におすすめな理由4つ
1.資源ごみの発生場所から近い
缶や瓶などの資源ごみは、ごみに出すまでに一度中を洗うのでキッチンで発生すると思います。
キッチンの床下収納を保管場所にすれば、
缶や瓶を洗う→乾かす→保管する
という一連の流れをキッチンの中という狭い範囲の中で行うことができるので、キッチンに資源ごみが置きっぱなしということになりません。
2.家の中に資源ごみの保管場所を作らなくて良い
資源ごみの保管場所、皆さんはどこにしていますか?
私が住んでいる地域では、缶・ビンなどの資源ごみの回収は月に2回しかありません。
缶とペットボトルは近くのリサイクル業者に持ち込むことができますが、資源ごみが出るたびにすぐ持っていくことは難しく、保管場所が必要になります。
これまで、
・キッチンに紙袋で保管
・キッチンのシンク下収納に保管
・キッチンに資源ごみを保管するためのボックスを設置
・玄関に資源ごみ保管用の紙袋を設置
など、色々な場所や方法を試みました。
どの場所も、においが気になったり、見た目が納得いかなかったり、他の収納したいものが収納できなくなったりと問題がありました。
しかし、床下収納に資源ごみを収納するようになってから、なぜもっと早くこうしなかったんだろうと思うくらい、とても快適です。
3.庭に資源ごみの保管場所を作らなくて良い
戸建てでは、お庭に資源ごみを保管している方も多いのではないかと思います。
お庭に資源ごみを保管すれば、家の中にスペースを取らなくて良いですし、家の中でにおいや害虫を気にする必要がありません。
しかし、私も実際に缶・びん・ペットボトルを庭のゴミ箱に保管してみたことがありますが、しばらくしてやめました。
その理由は、
・屋外の方が特に夏ににおいが気になる
・屋外の方が害虫が気になる
・缶・ビン・ペットボトルそれぞれにゴミ箱を用意すると大変だが、一緒にいれるのもゴミ出しの時に不便
です。
食品が入っていたペットボトルや缶はもちろんきれいに洗って乾かしますが、それでも完全ににおいまではとれません。
においがしたり虫が寄ってきそうで不安になり、屋外での保管はやめました。
4.ごみなので多少の温度変化や湿度も気にならない
床下収納は外気のように温度変化があり、湿度が高いということを上に書きました。
よって、これから口にする食品の保管には向かないと思いますが、資源ごみはごみであり、これからごみに出すものなので、温度変化や湿度も気になりません。
資源ごみをキッチンの床下収納に保管する時のポイント
キッチンの床下収納に資源ごみを保管する時に、1つポイントがあります。
それは、資源ごみをスーパーの袋など捨てられる袋に入れて保管することです。
わかりやすいようにボックスを設置したりきれいに収納したくなる方もいると思います。
しかし、食品が入っていた資源ごみは、洗って乾かしても完全にきれいにはなっていないこともあります。
また、私はさんまやいわしなど魚の缶詰をよく食べるのですが、魚の脂のにおいは洗ってもなかなか消えません。
よって、その保管している資源ごみからにおいが出ないためと、残った汚れが床下収納につかないために、スーパーの袋で保管することをおすすめします。
最後に
私は家を建ててから初めて床下収納を使いました。
床下収納は年中ひんやりしていて食品の保管にぴったり!というイメージを持っていましたが、実際は違いました。
九州は日本の中では気温が高くまた湿度も高いので、地域が違えばまた使い勝手は違ってくるかもしれません。
しかし、キッチンの床下収納に資源ごみを保管するのは本当におすすめです。
けっこうな容量があるので、もう入らないといういこともありません。
調味料が同時にいくつもなくなったり、お客さんが来てお酒類をたくさん開けたりという時は、資源ごみがたくさん出ますが、それでも今のところ余裕です!
ちなみに、私は不燃ごみや割れたお皿なども一緒に保管していますよ。
床下収納の使い道でお悩みの方のお役に立てれば幸いです♪
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