「トイレの場所はどこにしよう」
「トイレの音漏れが気にならない間取りにしたい!」
この記事ではこれから家を建てる方向けに、
私が実際に家を建てた後に良かった点・後悔している点を踏まえて、
トイレの音漏れを防ぐ間取りのポイントをお伝えします。
家を建てる際にトイレの位置をどこにするかはとても重要だと考えていたので、トイレの位置はかなり考えて決めました。
その時は、トイレに行きやすいことを重視して、
・リビングから近いこと
・老後に使うであろう和室から近いこと
をポイントとして考えました。
音漏れについてはハウスメーカーの方からのアドバイスを受けて、
ドアを引き戸ではなく開き戸にすることで対策しました。
実際に家に住んでみて、今のトイレの位置には概ね満足しています。
しかし、音漏れを考えるともう少しリビングから離しても良かったかなと後悔しています。
トイレからの音漏れは普段の生活では全く気になりませんが、やはり来客時には少しでも音漏れしたら嫌なので、リビングから近いと気になってしまいます。
それでは音漏れしないトイレの間取りについて気になる方ぜひご覧ください。
もくじ
トイレの間取りで良かった点
1.リビングから廊下をはさんだ
我が家のトイレは、1番多くの時間を過ごすリビングからは、廊下をはさんだ位置にあります。
廊下を挟むことで、まずトイレとの距離ができるのでリビングまでトイレの音が聞こえる可能性は低くなります。
また、トイレー廊下のドアと、廊下ーリビングのドアの計2枚のドアを挟むので、
2枚ドアを閉めると、リビングからはトイレの水を流す音が少し聞こえる程度です。
2.ドアを開き戸にした
私は無駄なスペースを取らないことや、ドアの開け閉めで向こう側を気にしなくて良いことから、家を建てる時には、引き戸をたくさん使いたいと考えていました。
引き戸はこのような横に開くタイプですね↓
可能な限り全部引き戸でも良い!というくらいに思っていましたが…
ハウスメーカーの担当者
ということで、トイレのドアは開き戸にしました。
また、ハウスメーカーによって違うと思いますが、私が家を建てたところでは、
・開き戸:標準装備
・引き戸:オプションで+10,000円
と引き戸の方が高くなっていました。
結局、気密性・価格・夫の希望(夫は開き戸の方が好き)から、トイレ以外もほとんどのドアを開き戸にしました。
トイレの音漏れを考えると、トイレのドアは開き戸をおすすめします!
トイレの間取りで後悔している点
1.リビングとの距離が近い
実際に住んでみると、音漏れのことを考えるとリビングとトイレの距離がもう少し離れていても良かったかなと思います。
リビングや和室の活動スペースからトイレが近いので、普段の生活ではトイレに行きやすくて良いです。
問題はお客さんが来た時です。
上にも書いた通り、トイレの音用を足す音がリビングに聞こえることはありませんが、
来客時にトイレに入っているとリビングでの話し声がしっかり聞こえるので、落ち着かない感じがあります。
音漏れを気にせずに静かに落ち着けるということを重視すると、玄関近くの方が良かったかなと思います。
(ただし、玄関近くにするとメリットだけでなくまたデメリットもありますが)
2.和室(寝室)に隣接している
トイレが和室に隣り合っているのは、敢えて希望してのことなのですが、
これも少し後悔しているというかデメリットがあると感じたポイントです。
トイレを和室のすぐ横に隣接させた理由は、私が看護師であった経験から、老後に介護が必要となったような場合でもできる限り自宅で過ごせるような間取りにしたいと考えたからです。
看護師として働いていた時に、病院では自分でトイレに行けるけど、自宅では自室からトイレが遠く心配であるという声を何度も聞いたことがあります。
また、身体的に不自由になった時に住宅の環境はとても重要であり、自宅の環境が整えば家に帰れるけど…という場合がありました。
そのような経験から、もし年老いて夫が寝たきりになってもトイレ・洗面所・浴室が近い位置で、夫が望む限り自宅で過ごせたらなと思って、和室のすぐ横にトイレを作りました。
しかし!!!
現在は和室に家族4人で布団を敷いて寝室として使っていますが、夜間に誰かがトイレに行くと眠りが浅い場合は水を流す音で起きてしまうことがあります。
また1番困ったな…と感じたのは、子供が小さい時はトイレの水を流す音で夜間に子供を起こしてしまうことがあったことです。
子供が小さい時というのは、具体的に0歳の頃です。
産まれて間もない赤ちゃんは音に慣れていなくて、特に大きい物音でなくても泣いてしまうことがあります。
やっと寝かしつけたのに、その後のトイレの音で起こしてしまったということが何度かありました。
その時に和室の横にトイレはやめておけば良かった…と思いましたが、長い人生の中で子供が0歳の期間というのは少しだけなので、その少しの期間を重視した間取りにする必要はないとも思います。
これから家を建てる方は、可能であれば一時的にでも寝室として使う部屋に隣り合った位置にトイレは作らない方が音は気にならないと思います。
私の希望である老後のことを考えて和室から近いということと、音漏れ対策を考えると、和室から廊下をはさんですぐの位置が良さそうですね。
間取り決めは1つのポイントを大事にすると、また別の所で不具合が出てきたりして、楽しいながらも難しいです。
どんなに素晴らしい構造の家でも、間取りがだめで生活しにくいと快適な暮らしが送れないので、
家を建てる時には間取りの提案力があるハウスメーカーを選ぶのが、大事だと思います。
私が家を建てる時には知らなかったのですが、間取りと見積もりを複数のハウスメーカーから一括依頼できるサービスがあるので、まだハウスメーカーを決めていない方はぜひご覧ください。
トイレの音漏れを防ぐ間取りの4つのポイント
以上の実際に住んでみてわかった、トイレの間取りに関する良かった点・後悔している点を踏まえて、トイレの音漏れを防ぐ間取りの4つのポイントをまとめました。
1.廊下を挟む
2.ドアは開き戸にする
3.よく使う部屋と距離を離す
4.寝室に隣接させない
最後に
トイレの音漏れのことは、実は間取りを考える段階ではあまり気にしていませんでした。
間取りを考える時には、生活しやすい動線にすることや、長く過ごす部屋の日当たりが良いことを考えていました。
しかし、実際に住んでみると”音の問題”は大事だと感じました。
家を建てるという経験はおそらく一生で1回のことであり、初めてのことだと思うので、間取りを決めるうえで考慮すべきところがたくさんあって難しいですよね。
間取りは自分の希望を伝えつつプロに任せると、失敗が少ないかと思います。
ぜひ素敵な間取りを提案してくれるハウスメーカーで、素敵な家を建てて下さいね!
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