シンボルツリーを何にするか迷う!
シマトネリコを植えてみたいけど欠点はある?
この記事では、お家のお庭に植えるシンボルツリーでお悩みの方へ、
・シマトネリコを植えるデメリット
・まとめ:シンボルツリーにおすすめの木はある?
についてお伝えします。
我が家のお庭にはシンボルツリーとしてシマトネリコが植えられています。
新築外構時に外構工事と一緒に植えてもらったのですが、おまかせで植えてもらいました。
初めて見た時の印象は、お家に合ってて良い感じだなという感じでした。
木を植えてしばらくは水やりが必要であると外構工事の担当の方から説明を受けたので、たまに水やりをしながら特に何もお手入れせずに1年ほどたちました。
そうして家を建てて初めての春・夏を迎えた頃から、シマトネリコはこんなに手がかかるの!?と思い始めました。
シマトネリコを植えて5年たち今はシマトネリコを植えて良かったと思っていますが、シマトネリコについてや庭木の管理について無知だったこともあり、シマトネリコを植えなければよかった…思うこともありました。
それではシンボルツリーでお悩みの方、ぜひご覧ください!
もくじ
シマトネリコを植える5つのメリット
1.暑さに強く育てやすい
シマトネリコは耐暑性に優れており、根付いた後は日々の水やりの必要もなくとても強く育てやすいです。
我が家のシマトネリコは、根付いた後は全く水やりをしていませんが、5年間元気に育っています。
寒さにはあまり強くありませんが、寒冷地でなければ常緑を保てるようです。
私が住んでいる九州では、冬にいくらか葉が落ち成長が緩やかになりますが、真冬でも葉がしっかりついた状態です。
数年前に、九州では珍しく3日ほど大雪が降った事があり、さすがに雪が長時間ついていたであろう葉は変色しましたが、大雪の後に葉を落とすことは特にありませんでした。
2.常緑なので冬でも葉がついている
シンボルツリーは玄関の前など目立つ場所に植えるので、落葉樹の場合冬の間は葉が全て落ちてしまい、見た目が少し寂しくなってしまいます。
シマトネリコなら常緑なので(寒冷地を除く)、冬でも葉がついており見た目が寂しくなりません!
目立つ場所に植えるシンボルツリーは、常緑がおすすめです。
(落葉樹の紅葉していく様子や冬に葉がない姿は季節感があり落葉樹は落葉樹の魅力がありますね!)
3.見た目が涼しげで美しい
シマトネリコは小さめの葉で風に吹かれると葉が涼しげに揺れ、見た目が美しいです。
シンボルツリーは毎日のように目にするものなので、見た目が気に入るものを選ぶというのは大事なポイントだと思います。
私は庭木についての知識が全くなく外構業者におまかせで木を植えてもらいましたが、木は一度植えると長年のお付き合いになるものなので、ネットで情報収集したり実際に園芸店に行くなどして、色々な木を見ておくと良いと思います。
4.和風~洋風まで様々な雰囲気の家に合う
シマトネリコは和風~洋風まで様々な雰囲気の家に合わせることができます。
例えば、マツやツバキ、ツゲなどの木は和風の印象が強くなりますし、コニファーやオリーブなどは洋風の印象が強くなります。
シマトネリコであれば主張が強くないので、どのようなテイストの家にも合わせやすく、また庭にシマトネリコ以外の木を合わせて植える場合にも合わせやすく便利です。
5.安価でお庭の雰囲気を良くすることができる
シマトネリコは大きさにもよりますが、1万円以下のものが多く流通しています。
ネットショップでは大きいものだと2万円ほどする場合もありますが、シマトネリコは成長が早く大きくなりすぎて困ることもあるくらいなので、特に大きいシマトネリコを選ぶ必要はないと思います。
植栽以外の外構工事は金額のかかるものが多く、フェンスをつけたり地面にコンクリートを打ったりするのはそれぞれ何十万円とかかかります。(面積や使う材料によってかなり金額は違います)
それに比べると、木や植物を植えるのは数千円~数万円の予算でかなりお庭の雰囲気をよくすることができるので、お得な感じですね。
シマトネリコを植える6つのデメリット
1.成長が早く大きくなりすぎる
シマトネリコの剪定に失敗?切りすぎても剪定後1ヶ月半でこの成長!シマトネリコはとても成長が早いです。
普通のお庭ではなかなかそこまではいかないと思いますが、本来は10mを超える高木なのです。
お庭でも放っておくと3~4mにはなるのではないでしょうか。
我が家のシマトネリコは大きくなりすぎないように年に数回剪定していますが、私の近所に4mはありそうな大きなシマトネリコがあるので、やはり環境が合えば大きくなる木だと思います。
2.剪定が必要
シマトネリコの剪定は4月までに!低く抑える剪定の仕方3ステップシマトネリコは高木であり成長が早いので、基本的に年に数回の剪定が必要です。
我が家では管理しやすくするためと、家とのバランスを考えて小さめに育てています。
小さく育てるためには、年に数回程剪定して大きさを抑えなければいけません。
自然のままに大きく育てるのであれば、年に数回剪定する必要はないかもしれませんが、枯れた枝を除いたり木の形を整えたりという剪定はたまにした方が良いと思います。
私は剪定鋏で自分で剪定していますが、外構業者や造園業者で剪定を頼むこともできます。
自分で管理・剪定したいのであればコンパクトに育てるようにしましょう。
3.虫がつくので害虫対策が必要
シマトネリコにつきやすい3つの害虫と誰でもできる予防策・駆除方法!シマトネリコは病害虫に強いとも言われますが、害虫がつきます。
具体的には、イモムシ(スズメガ、シマケンモン、ハマキムシなど)がつくのと、イモムシを目当てにアシナガバチが来たりもします。
今は害虫対策をしているので害虫で困ることはあまりありませんが、家を建てて木を植えた翌年はかなり害虫に悩みました。
私は虫が苦手なのですが、スズメガの幼虫は成長すると10cm程の巨大な青虫に成長します。
葉をどんどん食べるので、放置しておくと葉がなくなりそして、木の下にはすごい量のフンが落ちます。
私も最初は木にはイモムシがつくこともあるし少しくらいはしょうがない!と思っていましたが、1匹でも葉を食べる量やフンが本当にすごいんです。
4.夏はセミがくる
シマトネリコにセミが!気になる被害は?対策はある?シマトネリコはセミに好まれるようで、夏になるとセミが来ます。
我が家のシマトネリコには毎朝2匹~5匹くらいのセミが毎年とまっています。
子どもに間近でセミの姿を見せられたりと良い点もあるにはあるのですが、セミは早朝から鳴くのでうるさいです(><)
セミの鳴き声はとても大きいですよね。
特に我が家のシンボルツリーは家の外壁から1m以内の近い場所に植えられているので、家の中にいても気になるくらいセミの声が聞こえます。
夏の短い期間ではありますが、とにかく静かに暮らしたいという方はセミがつかないような低木などが良いかもしれません。
5.アシナガバチがくる
シマトネリコにアシナガバチが!実は益虫!予防策や対処法は?こちらの記事に詳しく書いていますが、シマトネリコにはアシナガバチが来ます。
アシナガバチはこちらから何かしなければ、普通は刺すことのないハチですが、最初はなぜシマトネリコにハチが来ているのかもわからず心配でした。
実はアシナガバチは”益虫”であり、シマトネリコについた害虫(イモムシ)を食べてくれるのです。
シマトネリコを植えた場合にアシナガバチに来てほしくない時は、アシナガバチのエサである害虫対策をした方が良いですが、本当に虫が苦手な方は木を植える事自体をやめるか、家の玄関から少し離した場所に植えると良いと思います。
我が家のように玄関のすぐ横に植えるのはあまりおすすめしません。
6.常緑樹なので1年を通して落葉があり掃除が必要
シマトネリコは寒冷地を除き”常緑”ですが、常緑でも葉は落ちます。
落葉樹が一年の決まった時期に全ての葉を落とすのに対し、常緑樹は少しずつ葉を入れ替えながら葉がある状態を保っています。
シマトネリコを5年間育ててみて、やはり落葉は冬や春先に多いなとは思いますが、夏~秋にも少しずつ葉を落とします。
気付いたらシマトネリコの下に枯れ葉が落ちています。
落葉樹の方が落ち葉の掃除が大変なイメージがありますが、常緑樹も落ち葉の掃除が必要なことをお忘れなく!
まとめ:シンボルツリーにおすすめの木はある?
シマトネリコのメリットに続きデメリットを6つも挙げましたが…結果的に私はシマトネリコがシンボルツリーで良かったと思っています。
イモムシがつくだけでなくハチもセミも来るし剪定は大変だしもう嫌だー!と思った時がありました。
しかし、虫がつかない木はないだろうか?と調べてみても、虫がつきにくい木はありますが、自然の状態で虫がつかない木はおそらくありません。
剪定が一切不要な木もないと思います。
剪定せずに育てることはできますが、枯れた枝を切ったり込み合った部分を剪定することで木の病害虫予防になります。
葉を全く落とさない木もありませんし…となると、私はシマトネリコの見た目が気に入っているので、シマトネリコで良かったと思っています!
シマトネリコのデメリットは他の多くの木にも共通するようなデメリットであり、シマトネリコは常緑で強くて育てやすい木なので、私はシマトネリコおすすめです!
シマトネリコ以外では、常緑ヤマボウシも良いなと思います♪
おうちにあった素敵なシンボルツリーを選んで下さいね。
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